長年の貧血が改善!鉄剤飲んでも治らないなら「コレ」が足りない?

健康志向とストレスフリー
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貧血に悩む女子のみなさん、こんな経験ありませんか?

うつろ女子
うつろ女子

最近、立ちくらみやめまいが酷くて…これって貧血ですかね?

お医者さん
お医者さん

あー女性はね、生理もあるし、よくあることなんで、あまり気にしないで大丈夫ですよ。

立ちくらみやめまいだけでなく、動悸息切れ、身体がだるい、朝起きれない…などなど、生活に支障が出てしまうこともある貧血。
本人にとっては深刻でも、周りからはあまり病気認定されず、「たかが貧血でしょ」とか「女性はみんな貧血気味だから」で済まされてしまうことも少なくありません。

じつは、わたしも極度の貧血持ちでしたが、ずっと「貧血は女性が生まれ持った運命(サガ)」とでも言いましょうか。
健康診断で引っかかっても、産業医や開業医は全員、口を揃えたかのように「うーん、女性だからこの程度はね…」でおしまい。

もちろん、市販の鉄剤やサプリメントを飲んでみたり、鉄分を多く含むほうれん草やひじきなど、貧血に効くといわれているものを摂取したり、努力してみたものの、それらは全然効果なく、鉄剤を飲んでも治らない日々。

もうこれは一生、貧血とお付き合いしていくしかないのだと諦めていました。

しかし、とあることがきっかけで、わずか1年足らずで長年の貧血から解消されたのです!
もともと、ヘモグロビン数値がほどしかなかったのが、今はなんと15近くあります。

それは、とある「モノ」を摂取するだけという、いとも簡単な方法でした。
それも怪しい危険なものでは全然なく、いたって普通に手に入るモノです。

そう、鉄分を摂るだけじゃダメ!だったのです。
それに気づいてからは、ぐんぐんと貧血の数値が改善し、さまざまな体調不良も解消されてくるなどいいことづくめ♪

つらい貧血に悩むみなさん!とくに鉄剤を飲んでも治らない、改善しないという方は、わたしが貧血を改善した方法を、ぜひご一読いただき、試してみてください。
※症状の個人差や貧血の原因によって、得られる結果が異なることがありますが、ひとつの体験談として読んでいただければと思います。

「結論から読みたい!」という方は、目次からジャンプできます(・∀・)

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貧血の原因をめっちゃ簡単に解説

「貧血」というと「ヘモグロビン」という言葉が有名かと思いますが、赤血球そのものや、赤血球に含まれる「ヘモグロビン」が減少することによって起こります。

「ヘモグロビン」は血液とともに酸素を体内に運ぶ役割をしてるので、脳が酸欠状態になり、めまいや動悸、息切れといった症状を引き起こします。

この「ヘモグロビン」は「ヘム」というたんぱく質から構成されており、鉄分がないと「ヘモグロビン」が作り出せなくなるため、貧血の時には鉄分不足→鉄分を含むものを摂取しなさい、となるわけです。

もうちょっと詳しく知りたい方は専門的なサイトをどうぞ↓

健康診断などを受けている方は、このヘモグロビンの数値が貧血かどうかの基準になりますので、気になる方は一度ご自身の血液検査の結果をチェックしてみてください。

ヘモグロビン(Hgb)

血色素ともいいます。この値が低下した状態が貧血です。
基準値 男性 13.9~16.0 女性 11.4~14.8(g/dl)

女性の方が低めではあるのですが、だいたい数値が10台に突入すると貧血がひどくなってきているのではないかと思います。

貧血は当たり前なんかじゃないから我慢しないで

貧血は治らないものだ…と漠然と思っていたものの、日に日に身体のだるさは増す一方。
当時、社内フロアのある3階まで階段を上がるのでさえ息切れがひどく、途中で立ち止まらないといけないほどでした。

しかも、それらが貧血と結びついておらず、「年齢とともに体力が落ちたせいだ」とか「ヤル気がないからだ」と考えていたほどの無頓着さ。

ある日、いつものように出勤すると

ゆずきりん<br>(当時)
ゆずきりん
(当時)

おはようございます…(どよーん)

同僚
同僚

めっちゃ顔色悪いやん!一体なにがあったん?

ゆずきりん<br>(当時)
ゆずきりん
(当時)

ええ、ちょっと貧血なもので…いつものことなんで大丈夫っす

同僚
同僚

いやいや、それ大丈夫ちゃうやろ。ちょっと健康診断の結果、見せてみ!

健康診断の結果を差し出したところ、その数値を見るなり、「知り合いにいいクリニックがあるから行くで!」と強制連行されてしまったというわけです。
ちなみに、当時のヘモグロビン値は9.3くらいだったと思います笑

連れて行かれたクリニックは、保険が効かない(いわゆる自由診療)クリニックでしたが、その日は血液検査をしてもらい、その検査結果を後日、聞きに行くことになりました。

2週間後、検査の結果とともに「鉄欠乏性貧血」という病名らしきものが与えられました

これまで、自分の症状は「女性なら当たり前にあるもの」で「自分の辛抱が足りない」のだと思っていたし、受診しても病名なんてついたことがなかったので、

ゆずきりん<br>(当時)
ゆずきりん
(当時)

「ああ、このつらさやしんどさは気のせいじゃなかったんだ」

なんて妙に安心し、これまでの後ろめたさのようなものをやっと取り除くことができたというわけです。(ナマケモノじゃなかったw)

じつはとても奥が深かった、貧血のしくみ

このクリニックにかかって、初めて貧血について詳しく教えてもらいました。
でも、わたしは専門家じゃないので、なるべくわかりやすく書きますね。

まず、先ほども述べたとおり、貧血は「ヘモグロビン」が減少して起こり、その「ヘモグロビン」を増やす(造血する)のには、鉄分が必要となります。

その「ヘモグロビン」のもとになる鉄分は、日々の生活の食事などで摂り入れるもの以外に「貯蔵鉄」というものがあります。
これらは普段体内で蓄積されていて、摂取だけじゃ追いつかなくなった時…いざという時に使える鉄であり、これを「フェリチン」といいます。
これが少なくなると、同様に貧血の症状が現れます。

クリニックで説明してくれたのですが、
「ヘモグロビン=お財布の中の現金」
「フェリチン=貯蓄や資産(定期預金など)」

と例えるとわかりやすいかも。

普段は、お財布の中の現金(ヘモグロビン)でやりくりしているけど、それが足りなくなったら貯金(フェリチン)から降ろしますよね。
どんどん使い込んでいくと、当然ですが貯蓄や資産(フェリチン)は減っていきます。
貯蓄から手元に移動させてるだけなので、先に減っていくのは貯蓄の方(フェリチン)で、最後は手元の現金(ヘモグロビン)だけでなんとかしなくちゃいけなくなります。

ゆずきりん
ゆずきりん

日々なんとかその日暮らしで稼いでも、すぐにすべて出ていってしまう…考えたら怖くないですか?‪w

一見ヘモグロビンの数値(手元の現金)には問題がなくても、体内にはフェリチンがほとんど蓄えられてない(全く資産がない)ということもあり得ます。これって、非常に危うい状態ですよね。

その当時のわたしの数値はというと、
ヘモグロビン=9.3(成人女性の基準値 11.4~14.8
フェリチン=1.3(成人女性の基準値 5〜120)
でした。
基準値の範囲というのは結構広めに設定されているらしく、フェリチンは健康な成人女性で約50くらいなんだそうです。
クリニックでも、こんな数字見たことないと驚かれました笑←笑いごとじゃない

簡単にいうと、この時のわたしの状況は、
常に自転車操業を繰り返している状態で、しかも手元の現金もいよいよ底をつきそう。。
という、めっちゃ人間としてヤバい感じの人でした。

この「フェリチン」ですが、通常の血液検査ではそこまで調べてもらえません。
保険診療の病院を貧血で受診すると、稀に調べてくれるようですが、わたしは近所のクリニックで調べてもらった時にも自費での検査になった記憶があります。

だいたい、5,000円程度なのであまり安くはなく、どうしても貧血の症状が酷くて気になるという方は、「フェリチンの数値を調べたい」と申し出た方がいいでしょう。

ちなみにフェリチンのことはこちらで詳しく説明されています。

貧血の危ない症状、そして必要なのはコレだった!

一般的に貧血の症状と言われるものには、次のようなものがあります。

  • 立ちくらみ、めまい、耳鳴り
  • 疲れやすい、動悸、息切れ
  • 冷え性、むくみやすい
  • 顔色が悪い
  • 肩こり、腰痛、背中の痛み
  • 朝、起きれない
  • 頭痛、頭重
  • 注意力低下、イライラ
  • 髪が抜けやすい
  • アザが良くできる
  • うつ症状、パニック障害

貧血が進行すると、とくにフェリチンが著しく減少すると、うつ状態に陥ることが医学的にもわかってきているそうです。

原因のはっきりしない色々な症状の総称を「不定愁訴」といいます。こうした症状の背景として今注目されているのが「鉄」です。鉄が不足することで様々な不定愁訴がもたらされていると考えられる訳です。体内の貯蔵鉄量をフェリチンといいますが、これは血液検査によって測定することが出来ます。一般的な貧血の診断にはヘモグロビンが指標とされますが、フェリチンは鉄欠乏性貧血の指標となります。その中で、はっきり鉄欠乏性貧血ではないがフェリチンが不足していると潜在性鉄欠乏症(軽度~重度)と診断されます。(中略)鉄分不足を解消することで、今まで抱えてきた種々の症状を改善出来る可能性があると考えられます。

静岡市心療内科あおいクリニックさんより引用 http://www.aoi-clinic.jp/aoi_column.html

フェリチン不足がうつ病と関係しているケースの記事はこちらも参考に。
この方は鉄剤服用で貧血が改善し、うつ症状が治ったケースです。

そういえば、気分が落ち込んだり、涙もろくなったり、鬱に近いような症状に悩んでいたことも…もしかしたら貧血が原因だったのかも(もう少しで心療内科にかかる一歩手前だった)。

というわけで、これをきっかけに「本格的に貧血を治そう!」と思うようになりました。
単純に貧血のせいと思っていた、なんなら怠けているだけだと思っていたこのつらさしんどさが改善されるのなら、治してやろうじゃないか、と。

ここで、クリニックから処方されたのはサプリメントとプロテインでした。

え?プロテイン??と思われた方もいると思います。
鉄剤と一緒に処方された(というか買わされた)のは、含有量の多いサプリメントとなんとプロテインでした。

そして、ここで教えてもらったことが、これからの治療のヒントになります。

わたしの血液検査の結果からわかったことは、総じて「栄養不足」だったということでした。

今のご時世、栄養不足なんてあるの?って感じですが、肝機能の数値が軒並み悪くて、「これ、80代のおばあちゃんの肝臓並みやで」と言われるほどでした。

  • ALT(GPT) 30 U/L以下
  • AST(GOT) 30 U/L以下
  • γ-GTP 50 U/L以下

これらのおなじみの数値が、わたしはすべて8とか9とか一桁でした。
肝機能って、アルコールで数値が高くなったりすることは有名ですが、食べなさすぎたり栄養が偏ると数値が低くなりすぎるのだそう。基準値は「以下」って書いてあるので、低いのは問題ないと思っていました。

肝臓は、身体を動かしたり脳を働かせたりするのに必要なエネルギーを作り、また有害な物質を濾過する大切な臓器で、大きく分けるとこのようになります。

① 代謝機能
食事から摂取した栄養を、体内で必要なエネルギーに変える機能

② 解毒作用
アルコール、アンモニア、薬など体にとって有害な物質をろ過し無害化する

③ エネルギーの貯蔵
脳に必要なエネルギー(グルコース)をいつでも供給できるように貯蔵

④ 胆汁の生成
消化酵素を作り、血中のコレステロール値を調整。脂質の消化吸収を助ける

出典:厚生労働省、知って、肝炎

肝機能が落ちると、ビタミンB12や葉酸の活性化が悪くなり、貧血につながることもあるそうです。
わたしの場合は、「栄養不足からの肝機能低下からの鉄欠乏性貧血」ということがわかりました。

簡潔に言うと、いくら鉄剤を飲んでいてもそれを吸収できるだけの機能がない状態だったので、摂取していたものを全部垂れ流していたということでした。なんて無駄だったんだろう。

いよいよ、本題です。
栄養不足を解消し、肝機能を増強することが先決ということはどうすればいいのか。

答えは、「たんぱく質を摂取すること」です。←ココ重要!

だから、プロテインが処方されたというわけですね。

「そんなことか、たんぱく質なんて普段の食事で摂ってるんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、貧血に悩む女性の多くは食生活が乱れています。
根本的なことですが、食事ってとても大事なのに、ダイエットを気にしすぎてサラダばかり食べたり、栄養が偏ったりしがちな人が多いのです。

  • 朝ごはんを食べない。
  • パンやうどんなどで食事を済ませることが多い
  • お菓子が好き
  • 食事を抜くダイエットしている、○○だけダイエットをしている
  • 野菜中心の食事を食べている

こういった食生活をしている人は、気づかないうちに、たんぱく質が不足しています。
そして、やたら疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなったり、体力が落ちてしまいます。

ここから、わたしは周りが引くほどの「たんぱく質オタク」に変身するのでした。

貧血の自転車操業から抜け出そう!

貧血治療のために、たんぱく質、すなわち「プロテイン」を処方されたものの。

ハッキリ言います「処方されたプロテイン、まずいっす!」
ということで続きませんでした。しかもめちゃ高い。さすがクリニック処方だけある。含有量は素晴らしいんでしょうけど。
他にもビタミンABCと鉄剤合わせて飲んでいたので、諭吉が数枚レベルで消えていく…

ゆずきりん
ゆずきりん

これじゃ、ヘモグロビンが潤う前に、わたしのリアルお財布が厳しいわ

そこで、同僚には申し訳ないけれど、クリニックの処方は中途で断念し、市販のプロテインとサプリメントに切り替えました。

鉄の吸収率が上がるという理由で、ビタミンCは必須。あとはビタミンBとE、マルチミネラルをあわせて飲むようにしました。

朝は起きれないので朝ごはんを食べられないということでずっと抜いていたのですが、毎朝頑張ってプロテインを豆乳で割って飲むことに。ひたすらたんぱく質重視です。

これらのプロテイン、サプリメントは各社からいろいろなものが出ていますが、わたしはDHCさんのものを今も飲んでいます。

価格的に続けやすいというのは重要ですし、わたしが最も重要視していたタンパク質の含有量とビタミンやミネラルなどの栄養素のバランスが良く、さらにコラーゲンなど美容にもいい成分が多く含まれていたことが理由です。

普段は昼食はコンビニで買うのですが、カロリーよりもたんぱく質量をまずチェック。
カロリーを気にされる方は、鶏ささみなどオススメです。
「肉・たまご」最強ですね。あと、かまぼこ、ちくわもいい仕事してくれます。

この当時、残業も多かったのですが、帰宅途中にスーパーによると、今まではうどんとかパスタ、ご飯系の冷食が多かったのですが、ローストビーフと半熟卵をもち麦ごはんにトッピングしたり、料理をする暇がなくても簡単にかつ積極的にたんぱく質を摂取するように意識的に生活をしました。

そんな生活を1年ほど続けたところ、

  • ヘモグロビン 9.3→12.8
  • フェリチン 1.3→7.0

これらの画像は、当時の検査結果のビフォーアフターです。

ここまで、見事に回復しました♪
※ちなみにこの生活を続けたことで、今年の健康診断のヘモグロビンは15.2でした(血の気多すぎ説)

たんぱく質は、皮膚や髪の毛、身体の組織をつくるのにも大きな役目を果たしてくれます。
貧血が改善するとともに、肌ツヤも良くなるという副産物もあり、嬉しいことづくめです。

周りからは「プロテインって鍛えてるのw?」と聞かれたり、若干引かれることもありますが、最近は筋トレが流行っているので、違和感は減ってきた気がします。

ついでに筋トレもすると、筋肉がつき脂肪が落ちて、代謝も上がり、冷えの解消やダイエットにもいいかもしれません。わたしもやってます♪

貧血を改善するために必要なものはコレだ!まとめ

最後に大切なことをまとめます。

  • ヘモグロビンだけでなくフェリチンが不足すると貧血になる
  • フェリチンが不足すると「うつ状態」になることもあり危険
  • 近年栄養不足気味の女性の場合、根本的に身体をつくらないとビタミンやミネラル、鉄分などの栄養素も蓄えられない。
  • 身体をつくるためのたんぱく質は積極的にとるべし

以上になります!

この治療がきっかけで、健康について考えるきっかけになりました。
栄養素の効果的な摂取方法、いろいろなプロテインの飲み比べなど、また機会があれば記事にしたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました♪

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