肩こりがつらい!その症状、整骨院では健康保険使えないかもよ?

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肩こりや腰痛がつらい……

仕事柄、デスクワークがほとんどだったり、パソコン作業が続いたり、スマホを見る時間が多かったり。

ゆずきりん
ゆずきりん

わたしのことやんw

ずっと同じような姿勢を続けていると、めちゃくちゃ肩が凝ったり、腰が痛くなったりするもんだから、あまりにつらい時は、マッサージやカイロプラクティックに行って、ほぐしてもらうことも多々。

たいていは、Hotpepper(ホットペッパー)などのサイトで検索して予約している。

ゆずきりん
ゆずきりん

空いてる時間にその場で予約ができるし、クーポンも使えるところが多いし便利

美容院やらネイルやらに加えて、家とオフィスの近所にあるコンビニの都合でローソンをよく利用するので、気がつけばPontaポイントが貯まってしゃーないのである。

それはさておき……

この話をすると、よく言われることがあるのだけど、それは…

なんで整骨院に行かないの?

という質問だ

整骨院だったら1回500円から1000円程度で施術してくれるので、定期的に通ってるよー(エッヘン)

そう言われたことがある人や、言ったことがある人もけっこういるんじゃなかろうか

今回は

その治療、ホントに大丈夫?

という話をしよう。

けっこう浸透してるかと思いきや、知らなくて「最終的に10割実費負担しなければならなくなった…」という人、まだまだたくさんいるのです。

過去に国民健康保険の療養費の支給事務をしていた時に、そんな相談(苦情?)も多かったので、そこら辺の話も含めてしていくね。

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そもそも「整骨院」は病院とは違うということ

そもそも「整骨院」は病院とは違うということ

ところで、整骨院(接骨院)って、最近めちゃくちゃ増えたよね。

ひとつの区画に1軒はあるんじゃないかと思うくらい、新規店舗がどんどん開業しているイメージ。

ゆずきりん
ゆずきりん

ちなみに整骨院で施術してくれるのは医師ではないよ。

医師ではないとはいっても、「柔道整復師」という立派な国家資格を持った専門家。(以下、柔整師といいます)

柔整師の知識や技術を数年かけて専門的な学校で勉強をしてきたプロの人なので、医師とは違った治療方針で身体の不調にアプローチしてくれる。

その人の症状などによっては、整形外科で治療するよりも整骨院での施術の方が効果があった!治癒した!という人も少なからずいる。

そのため、

整形外科に通い続けても、あんまり効果がなかったから、整骨院で治療してほしいわー

といった人も多いのは事実。(ついでにマッサージもしてくれるからとかなんとかいう話も聞いたとか聞かなかったとか…)

しかし、ここで問題となるのは整骨院と病院とでは、「健康保険の適用方法が異なる」ということだ。

病院と整骨院では健康保険適用の仕組みが違う

病院と整骨院では健康保険適用の仕組みが違う

ぶっちゃけ患者にとってはそんなの関係ねぇ!と思える話なんだけど、この仕組みの違いがネック。

ゆずきりん
ゆずきりん

飛ばして読んでもいーよw

病院では健康保険に加入している人は、窓口で保険証を提示すれば3割(高齢者の一部の方は1割)での自己負担のみで治療が受けられる。

これが通常の保険診療ね。

この時、病院は患者から3割なりの自己負担しかもらっていないので、残りの治療費7割は患者が加入している健康保険に請求することになる。

レセプトという単語を聞いたことがある人もいると思うが、これが健康保険への請求の用紙だと思って差し支えない。

ゆずきりん
ゆずきりん

毎月、病院に保険証を出すのは、病院が治療費の請求先を確認するためね。

なんで毎月保険証見せなあかんのん、めんどくさいなーって思うけど、転職や退職等で健康保険が変わってても、患者にとっては自己負担変わらないから同じだろ?とばかりに、病院で健康保険が変わったことを言わない人もけっこういるのだ。

では、整骨院の場合はどうなの?というと、別の仕組みで健康保険からお金が支払われる

整骨院での施術は「療養費」という扱いになるのだ。

名前はどーでもいいんだけどw、本来、療養費というのは、患者が10割自己負担したうえで、自分で加入している健康保険に申請して自己負担との差額を返してもらうという手続きをしなくちゃならない。めんどくさいよね。

※病院でも健康保険証を持参せずに受診するなど、10割の自己負担をした場合には同じ手続をとる必要があるよ。

でも、整骨院では3割しか払ってないよ?

ゆずきりん
ゆずきりん

それは、「受領委任払い」という制度を利用しているからだよ。

整骨院で健康保険の治療を受けた場合には、保険証の提示以外にも書類に署名と捺印をしていると思うんだよね。

難しい単語が多いんですけど……

めちゃくちゃ簡単に言うと、

整骨院は本来、患者に10割自己負担してもらって、患者自身が自分が加入している健康保険に7割の還付の手続きをしなければならないのだけれど、整骨院が「代わりに手続きやってあげるから3割だけ払ってくれたらいーよ」っていうことが正式に認められているのね。

そしたら患者さんも7割なりを立て替えておく必要がないし、ややこしい手続きしなくていいし、病院と同じ感覚で施術が受けられる。

めちゃくちゃありがたいやん

ゆずきりん
ゆずきりん

そうなのー自分で健康保険に申請して後日支払いとかめんどくさいもんね

整骨院で健康保険が適用される治療は一部のみ

整骨院で健康保険が適用される治療は一部のみ

整骨院によく通っている人は見たことがあると思うんだよね。

健康保険が適用されるケース健康保険が適用されないケースがあるってこと

協会けんぽ東京支部HPから引用(http://mail.tosyakyo.or.jp/kouhou/shinpou/1508/p2.html)

詳しくは厚生労働省のホームページを見てね

柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて
柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについてについて紹介しています。

加入している健康保険からもよくお知らせが来るし、整骨院にも貼ってあったりする(と思う)。

整骨院で健康保険が使えるのは、骨折や脱臼などの応急処置や、外傷性の捻挫や打撲などの原因がはっきりしている場合のみ。

多くの人が施術を受けたいと思っている、肩こり、腰痛、筋肉疲労、リウマチ、神経痛、ヘルニアこれらの症状に対する施術は健康保険が使えない

骨折や脱臼も応急処置以外は、医師の同意が必要になるし、慢性的な症状(ずーっと続いている症状)の場合は、基本的に使えないと思ってもらってよい。

えーー、じゃなんで整骨院なら健康保険で安くマッサージしてもらえるよ、って人がいるの??

ゆずきりん
ゆずきりん

そのカラクリについて、詳しくみていくね。

※ここから先は、「いろんなパターンがあるよ」というお話なので、患者や整骨院が故意に不正している!という話じゃないので、あしからずご了承くださいまし。

患者の申告と療養費申請書の内容が違っているパターン

整骨院では、さっき書いたとおり「療養費の受領委任払い」という制度で、患者ではなく整骨院が健康保険に請求するパターンがほとんどだ。

どうやって申請するかというと、

  • 患者が訴える症状に応じて柔整師は施術をする
  • 患者の症状と施術の内容を療養費申請書に記入する

  • 患者に主訴と施術内容が間違いないか確認してもらう

  • 患者(被保険者)に確認の署名捺印をもらう

というのが実際の流れになる。

この最後の署名捺印は、「自分の症状と受けた施術は、このとおり間違いありません」というもの。

確認しているのなら間違いないんじゃないの?

でも実際は、最初の施術時に患者から白紙の療養費申請書に署名捺印をしてもらうところも多いのだ。

じゃ、あとから症状と施術内容を記入してるってこと?

ゆずきりん
ゆずきりん

まぁ、でもそれはある意味仕方ないというか、合理的な部分もあるんだよ

病院でもそうだけど、健康保険への請求は毎日しているわけではなく、ひと月分をまとめて健康保険にするのが通常だ。

例えば、患者(被保険者)ごとに、令和2年10月は何日受診して、こんな治療をしたから、健康保険にはいくら(何点)請求しますって感じ(病院は点数で計算する)。

整骨院も同じで、何月分の療養費申請というカタチで患者ごとに委任払いの請求をする。

しかし、捻挫などの応急処置でくる人は、整骨院で施術するのはその日1日だけ…ということもままある。

整骨院が健康保険に申請するタイミング(月末)にあわせて、施術内容の署名捺印してもらうために、患者へもう1回整骨院へ来いなんて言ったとしても、たいていの人は来るわけがない。

施術の必要がないのになんで行かなあかんのー(めんどくさい)

ゆずきりん
ゆずきりん

人間なんてそんなもんでしょ?

委任払いを前提に3割しか払ってもらっていないのに、必要な申請書の署名捺印をしてもらえなかったら、整骨院は大損するのだ。

親切に委任払いの手続きしてあげてるのに…

整骨院だって、そんなリスクは負いたくないので、最初の施術日に委任払いの説明とともに、署名捺印をもらっておくということがほとんどだろう。

ゆずきりん
ゆずきりん

受領委任払いの仕組みを理解していない患者にとっては、「自己負担の3割ちゃんと支払ったんだから行かなくていいでしょ?」と思っている可能性大

ちなみに、この方法は健康保険としては正式には認めていないと思われる。

療養者(患者)が内容を確認してから署名捺印するように!と健康保険からのお知らせやホームページなどにきっちり書かれているので。

でも現実的には、柔整師が請求のタイミングで患者の署名捺印済みの療養費申請書に、後から1ヶ月分の施術内容をまとめて記載するというパターンになってしまいがち。

するとどういったことが起こるか?

実際に患者が訴えた症状や受けた施術とは異なった内容を書いてしまうことも可能なわけで。

めちゃくちゃ穿った見方をすると…

本当は肩こり(慢性疲労)でマッサージの施術をしたんだけど、肩の脱臼の応急処置って書いちゃおう…そうすれば患者さんも3割の負担で済むし(ってか、3割しかもらってないし)

なんてことができてしまうのだよね。

もちろん、真面目にきちんと施術されている整骨院は、最初に患者さんから症状を聞いたうえで「この場合は健康保険が適用されますorされません」と説明し、理解・納得のうえで施術しているはず!

患者さんの認識が誤っているパターン

「整骨院に行けば、健康保険でやすくマサージしてもらえるよ」っていう誤った情報を信じてしまい、それなら自分も…と接骨院に行ってみたところ

打撲とか捻挫といった「外傷性の要因」がないと保険適用にならないんですよ

柔整師さんからそのようにきちんと説明を受けたのにもかかわらず、せっかく来たんだしタダで帰れない!と、施術して欲しさに安易に嘘の申告をしちゃったケースもあったりするだろう。

いや、じつは階段から落ちてしまって、肩を強打したんですよ

患者さんからそう言われてしまうと、それ嘘でしょ?とはもちろん言えない。

こうやって、捻挫した、階段から落ちて腰を痛めた、肩を打撲した…という「主訴」をもとに施術をすると、

当然ながら、柔整師さんは後日、当月分の療養費申請書には主訴のとおり記載するわけで。

しかし、柔整師さんは言われたとおりの症状に基づいて施術したのに、実はそうじゃなかった!ということが起こりうるわけだ。

すると、本当は健康保険が使えない施術に対して、健康保険が使われるという結果になってしまう。

理屈はわかったけど、柔整師さんや患者が仮に嘘の申告したとしても、書類上は整っていれば健康保険にはバレないんじゃないの?

ゆずきりん
ゆずきりん

それが、健康保険から後日、調査が来るのだよね

健康保険の調査で真実が明るみになる?

健康保険の調査で真実が明るみになる?

そもそも書類がきちんと整っているのに、なぜこのような矛盾がバレてしまうのだろうか。

健康保険者は、定期的に被保険者に対して「正しく健康保険が使われているか」を調査しているのだ。

ゆずきりん
ゆずきりん

健康保険者とは、国民健康保険や社会保険(協会けんぽなど)のことで、被保険者とは加入している人のことね。

医療機関や整骨院から提出されたレセプトや療養費の申請書は、内容に誤りがないか、故意や過失に関わらず正しい請求がされているかを常にチェックしている

加入者からの掛け金を必要以上に医療費として払い過ぎないように、書類に不備のあるものは支払わずに返戻(書類を返すこと)の処理もしている。

申請があったからって、ノーチェックで何でもかんでも払ってたらえらいこっちゃだもんな

病院もそうだけど、とくにある時くらいから、整骨院に関しては審査が厳しくなり、療養費の申請者(この場合は患者)に対して健康保険から、調査票として「お手紙」が届くようになったのだ。

どういうお手紙か簡単にいうと、

〇年〇月に受診した「■■整骨院」での施術に関して

  • どのような症状で受診しましたか?
  • 施術してもらった部位はどこですか?

といったものだ。

こんな書類です(一例)

その手紙に従って被保険者が記入して送り返すと、健康保険は療養費申請書(整骨院で施術してもらった時に署名捺印した紙)に書かれている内容と齟齬がないかどうかを照合して支給決定するというわけ。

もっとわかりやすく例を挙げると、

肩の打撲という理由で施術した(療養費申請書ではおそらく打撲による応急処置ということになっている)はずなのに、患者は当時の記憶をたどって記入するため、「あれ?肩こりだったっけまぁいいやと申請と異なった症状を書いてしまうことがあるのだ。

酷いものになると、肩の施術をしたのに「腰の痛み」などと書いてしまう人もいる。

もちろん、実際の施術時点で何が正しかったのかは、当事者にしかわからない。

患者は「肩こり」を訴えたのに、柔整師が「打撲」ということにして健康保険で施術してしまったのか、患者が施術して欲しさにその場しのぎで「打撲」と訴えたのか。

ゆずきりん
ゆずきりん

柔整師が診療報酬ほしさに虚偽の申請をしたケースも有り得るし、

患者が虚偽の申告で健康保険で施術したケースもある。

その場が良ければOKという患者も実際には多いので、調査が来た時点で、そんなこと覚えていない、肩こりを整骨院で治療してもらったという記憶しかない、という可能性はなきにしもあらず。

ゆずきりん
ゆずきりん

人間は都合のいいことしか記憶していないもんだ

健康保険としては、どっちが間違っているかはどうでもよく、書類として齟齬がある以上は健康保険で支給できないので、整骨院に「これは払えません」と申請書類を返戻するしかない。

整骨院は、健康保険から療養費申請書を返されてしまうと、7割が支給されない(整骨院が立て替えている)ので非常に困ったことになる。

もし患者(被保険者)が勘違いをして調査票に間違った内容を書いただけなら、訂正して再度、健康保険に提出することもできるんだけど、

その場合、患者(申請者)の訂正印が必要となるので、整骨院に足を運んでもらわなければならない。

継続して来院している人ならいいけど、1度きりの人とかだと厄介だ。

なんらかの事情で、患者が書類を訂正してくれない限りは、健康保険から7割が支給されないのである。

万が一、整骨院が不正をしているなら(そんなことはないと思うが)、患者に訂正を頼めなくて泣き寝入りすることもあるだろうし、

単純に、患者がめんどくさがったり、よく仕組みを理解してなくて訂正を拒否されたりすると、整骨院は「健康保険に申請できないのだから委任払いもできない」と、患者に残りの7割を請求することだってあるだろう。

ゆずきりん
ゆずきりん

そんな患者が素直に支払いに応じるかは謎だけどね

整骨院の仕組みは、こんな感じで病院とはぜんぜん違うので、同じように3割の自己負担だけで施術してもらえる!と思ってても、仕組みは理解しておいた方がいい。

なんで健康保険がわざわざそんな調査をしてくるの?

整骨院って、本来は健康保険が適用になる治療ってそんなに多くないはずなのに、それにも増して整骨院からの委任払いが多くなったからではないだろうか。(推測)

「整骨院なら健康保険で安くマッサージしてもらえる」といった誤った噂が巷に溢れてしまい、実際にそうとは知らずに整骨院を訪れる人も少なくない。

それが上に書いたような理由から、患者の負担を減らすはずの委任払いの仕組みのはずが、逆に誤った使い方をしてしまったり、故意に悪用してしまえる状態になっているのだ。

本来、健康保険が使えないものに療養費を支給するわけにはいかない。

ただでさえ高齢化で医療費は圧迫されているのに…ということで、危うきは疑って正していくしかない。

本当に悪用しようとしている人がいるなら、調査が入るとめんどくさいことになるので、抑止力にはなるよね。

もちろん整骨院を受診したら全員が調査対象になるわけではなく、ある程度ピックアップされている。

ゆずきりん
ゆずきりん

調査の業務はしたことない(問い合わせはくる)ので、完全なる憶測だけれど、傍目に怪しい人を対象にしてるんだろうなーとは思う。

例えば、毎月定期的に肩や腰を打撲したり、階段から落ちて整骨院に通ってる人とかねw

本当にそんなに打撲や捻挫を繰り返してるのなら、べつの意味でヤバいのでは??と思うのだがwww

※整骨院は継続的に施術しても症状が改善しない場合は、健康保険を使えなくなるので、整骨院にかかるためには新たな怪我である必要がある

整骨院は窓口で10割自己負担して、患者が自分で健康保険に申請するような、本来の療養費の仕組みにすれば、こういったグレーな部分はなくなるのだろうけど、

ゆずきりん
ゆずきりん

そしたらみんな整骨院いかなくなるよね…めんどくさいもん

柔整師さんにとっては、患者が利用しやすい方が儲かるけど、療養費の委任払いにはリスクもあるので、痛し痒しってことだね。

整骨院で健康保険を悪用すると最後は自分が損をする

整骨院で健康保険を悪用すると最後は自分が損をする

この整骨院の仕組みを知らずに、健康保険で定期的に整骨院に通い続けていると、いつか健康保険から調査がくるだろう。

だいたい健康保険で申請書類を処理してから、ピックアップされて調査がくるのは、受診してから何ヶ月も経ってからだ(もちろんその間ずっと整骨院に7割は払われていない)

「そんな前のこと覚えていないよねー肩だっけ?腰だっけ?(何回も行ってるからなw)」なんて、適当なことを書いてしまうと、たとえ不正ではなくてもその時の主訴とまったく異なったことを書いてしまっても、まぁ不思議ではない。

故意ではなくても、申請書類と違うことを書いてしまえば、絶対に健康保険は療養費を支給しない(7割を払ってはくれない)ので、整骨院に書類が返ってきてしまい、呼び出されることになる。

ゆずきりん
ゆずきりん

もしも、調査票に間違ったことを書いてしまったのなら、すみやかに訂正してさしあげよう。

めんどくさいから適当に書いて提出しとこうなんて、調査票に間違ったことを書いてしまったり、

めんどくさいから返さなくてもいいかな?

などと放置していると、いつまで経っても整骨院にお金が支払われない

受診したらおしまいじゃなくて、整骨院は自分の代わりに健康保険に申請してくれている(委任払い)ということを忘れないようにしようね。

最近は、整骨院でも「調査票が届いたら記入方法教えるから持参してください」とアナウンスしているところも多いようだ。

これは、口裏を合わせる目的というよりは、患者に間違ったことを調査票に書かれると、申請書が返ってきてしまい、書類を訂正して提出して…と、さらに支給までの時間がかかってしまうからだ。

ゆずきりん
ゆずきりん

多くの人は数ヶ月も前のことなんて覚えていないもんね

自分は施術してもらったからもう関係ない、面倒くさいと放置していると、最終的に整骨院は健康保険に請求することを諦めて、患者に10割の支払い請求をするしかなくなる

あくまでも、整骨院は自分の代わりに手続きをしてくれているから、3割の負担で済んでいるだけ。

整骨院からの連絡を無視して、手続きを疎かにしてしまうと、整骨院では療養費の申請ができないので、残り7割を払う責任は患者である自分に返ってくる。

万が一、もしも…だけど、

肩こりだと訴えたのに、「健康保険で施術してあげる」と言われるなど、柔整師から正しい説明もないまま漫然と施術をされている人がいたら…

ラッキーと思うことなく、正していきましょう。

そしてもし調査が来たとしたら、柔整師と口裏を合わせるのではなく、今後はきちんと自費(10割負担)で施術を受けましょう

整骨院の施術で健康保険が適用になるものは、健康保険法や柔道整復師法などの法律で定められていることだから、虚偽の申告は絶対やっちゃダメ。

ゆずきりん
ゆずきりん

法律というのは、それを知っていようがいまいがやっちゃダメなもんはダメなのだ。(知らなかった、は通用しない世界)

バレなければいいじゃんという考えは一番ヤバいし、取り返しがつかなくなってから後悔してもあとの祭。

知らなかったのなら知った「今」から変えていけばOK!

整骨院を正しく利用している人にとっては、関係ないこと?

整骨院を正しく利用している人にとっては、関係ないこと?

骨折や打撲、捻挫などの応急処置など、正しく整骨院で健康保険を利用している人も、もちろんいるよね。

そんな人にとっては、まったく関係ない話かというと、じつはそうではない。

なぜなら健康保険料は加入者と会社の掛け金で成り立っているから(あたりまえだけど)、健康保険を利用する人が増えるほどに掛け金に跳ね返ってくる

健康保険料を払った分だけ病院や整骨院にかからないと損だよね!

そんな風に思っている人がいるかもしれないが、じつはそんなことはない。

たくさんの人が病院にかかるほど、健康保険の財源は圧迫されるので、将来の掛け金や自己負担が上がる(3割じゃまかなえなくなる)可能性が高くなる

高齢化が進み、医療費はどんどん増えているので、それらをどこで吸収するかというと、結果的に現役世代の掛け金や自己負担を上げるしか方法がない。

高齢者も1割負担から2割負担へ、って話もあるよね。

そんな状態なので、国は医療費を抑えるために、特定健診などの予防医療に力を入れると同時に、不正な医療費の根絶にも目を見張らせている

余談だけど、メタボ予防や禁煙外来に健康保険が使えるようになってきたのも、生活習慣病や肺がんになって高額な医療費を使われるよりも、みんな健康に気を遣って病院いらずになってくれた方が、将来的に健康保険事業が健全に運営できるからなんだよね。

治療よりも予防の方がずっと安くつくし、健康保険の加入者である国民にとってもメリットがあるってことだ。

整骨院の健康保険受診の適正も、将来的な健康保険事業の健全な運営に向けた施策のひとつだといえる。

本来使えないものに誤って医療費が使われていると、本当に必要な医療に健康保険の財源が回らなくなるもんね。

社会保険は雇用主の義務としてほぼ強制加入だけど(雇用条件に応じて)、国民健康保険も建前は全員加入しろなのだが、未加入の人や滞納者がいるので、もっと財源はシビア。

ゆずきりん
ゆずきりん

保険料滞納していても、ある一定までは健康保険証使えちゃうしね。

  • 整骨院にかかる時は、正しく健康保険証を使おう
  • おかしいな?と思ったら、柔整師さんに確認しよう
ゆずきりん
ゆずきりん

そんなこともあり、個人的には整骨院は自費でしか行ったことない

しかしながらデスクワークや姿勢の悪さもあって、肩こりとは万年おともだちw

最近購入した、EMSのネックマッサージャーが大活躍している↓

一日中パソコンとにらめっこな仕事が多く、毎日お風呂あがりに15分。

多少は頚椎のコリや痛みがマシになる気がする。

もひとつ愛用しているのは「ルルドのマッサージクッション」

クッションのいいところは、いろんな部位をほぐすことができること。ネックマッサージャーは首(頚椎)だけだけど、肩や腰、脚にお尻まで使いまわせること。

わたしはこれを椅子の背もたれや、ベッドのヘッドレストに立てかけて、肩甲骨あたりをゴリゴリするのが日課になりつつある。

最新の機種は「3Dもみ」機能が搭載になり、もみ玉が3次元に動くらしい。

ゆずきりん
ゆずきりん

以前、購入したのが壊れてしまったので買いなおしたほどのお気に入りっぷり

それでも肩や腰、膝の痛みがあまり改善しないという人は、整骨院やカイロプラクティックの施術もオススメ

自費になるけど、病院の治療と違って骨格の歪みなどにアプローチしてくれたりするので、かなりラクになるよ。

姿勢の悪さや骨格の歪みがそもそもの原因の人は、マッサージしても根本的な解決にならないので、結局イタチごっこなんだよね(痛感)

ゆずきりん
ゆずきりん

ホットペッパーとかでクーポン使うと、初回施術体験で割引が効いたりするので、自分に合うところを探してみるのもいいよね

費用はだいたい、10分で1,000円くらいのイメージ。

60分以上のコースでないと効果はあまり感じられないかも…なので、6,000円くらいが目安かな。

体験コースだと施術はほんのちょっとで、説明だけでほぼ時間が過ぎた…というサロンも中にはあるので、クチコミチェックは必須。

ゆずきりん
ゆずきりん

500円で体験!なんて安すぎるやつは、施術はそこそこに高いコースを契約させるためのセールストークに終始したり…

本日契約したら、通常コースより20%割引になってお得ですよ!というのは、割引後の価格がほぼ定価な説w

肩こりが解消されれば、いうことないんだけどなw

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